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無垢の木フローリングと複合フローリングどっちが良い?触って比較実験も!

 

皆さま、こんにちは。
無垢の木と自然素材を豊富に使った、職人のていねいな手刻みによる「キグミノイエ」広報担当の七瀬です。

床は素足が直に触れる部分。だからこそ、フローリング選びはやっぱり力を入れたいところかと思います。
今回のブログでは、無垢フローリングと新建材のフローリング(いわゆる複合フローリング)の比較をおこないます。

無垢フローリングって?

自然木を木材として切り出し、一枚板に加工した床材。
自然木そのままの質感や香りがあるのが魅力。

※無垢材の良さは低温乾燥させてこそ生まれるので、木材の乾燥の仕方は要チェックです!高温乾燥はNG!

複合フローリングって?

複数の合板を重ね、1mm程度に薄くスライスした天然木や、
木目のプリントシートなどを貼り合わせて作られた床材。

こちらは表面がプリントシートの複合フローリングのため、テカテカしていますね。

無垢フローリングと複合フローリング比較

無垢フローリングと複合フローリング
右:無垢フローリング(スギ材)
左:複合フローリング

複合フローリング 無垢フローリング
価格
質感 ×
防水性 ×
耐久性 ×
香り ×
VS価格について

合板を重ねてプリントシートを貼った複合フローリングは、施工も短時間で済むので、価格の安さが最大の魅力です。
無垢フローリングに比べるとかなり価格を抑えられます。
無垢フローリングは、複合フローリングに比べると値は張りますが、種類が豊富で、種類によって価格も多少変わります。
針葉樹である「スギ材」は、無垢フリーリングのなかでは安いといえるでしょう。

VS質感について

肌触りや、見た目の風合い、そして床に触れて感じる温もりがあるのは無垢フローリングです。この質感こそが、無垢フローリングが求められる理由なのです。
アパートのフローリングがヒンヤリ冷たいのは、熱伝導率が高い複合フローリングだから。熱伝導率が高いと、冷たい空気もそのまま伝えてしまいます。

VS防水性について

防水性は、表面塗装仕上げが出来る複合フローリングが優秀です。
無垢フローリングも、みつろうなどオイルを塗ることで防水や保護の効果が期待できます。

VS耐久性について

木は柔らかいので、へこみや傷がつきやすいのは無垢フローリングですが、20年、30年と長い目で見たとき、張り替えのリフォーム工事が必要となるのは複合フローリングです。複合フローリングは安い反面、耐久性には劣ります。20年後、張り替えることを想定した上での価格設定なので、選ぶならリフォーム工事を視野に入れることを忘れずに!

無垢フローリングは一見、傷つきやすそうで心配されるお施主さまも多いですが、一枚板のため表面を削ってメンテナンスができます。こまめなお手入れによって、良質な状態を長く保てる上に、大きな工事は必要ないので、長い目で見たときの費用に、そう違いはないかもしれません。

VS香り

複合フローリングでは木の香りは感じられません。
無垢フローリングは、とくにスギやヒノキなどの針葉樹の方が香りが豊かに感じられます。
キグミノイエでは、床材にスギを使うことが多いので、木の芳醇な香りを室内で楽しめます。

フローリングの温もり比較実験!

真冬真っ只中の2月、太陽が沈みはじめる夕方の東御市。

気温は1度、
無垢フローリングと複合フローリングの板それぞれを外に放置して1時間待ち、
どちらが冷たいかを触って確かめてみました!

\無垢フローリング結果/
冷たいながらも、どことなくぬるさが残っていました。
木は断熱性能に優れるので、冷たさが全体まで浸透していないような感覚が、触った手にありました。
木の温もりがほんのり感じられました。

 

\複合フローリング結果/
けっこうしっかり冷えていました!
体感だと、複合フローリングの方が冷たいように感じます。
やはり、温もりは感じられないですね。

※こちらの実験は個人的な見解となります

まとめ

複合フローリングのメリットは、
安さと工期の早さ、また施工する側の視点でみると寸法ズレの心配がない安定感もあります。デメリットは質感に乏しいところと、耐久性に欠けてしまうところです。

対して、無垢フローリングのメリットは、
唯一無二の質感や風合い、香りなどを楽しめることが挙げられます。加えて、長い目でみたとき耐久性に優れるところも魅力です。デメリットは、決して安くはないところ。防水性についても、みつろうを塗るなど工夫が必要です。

それぞれの良さがありつつも、
長く住まう住宅であるなら、経年変化を楽しめる「無垢フローリング」がオススメかと思います。
複合フローリングは、安いですが、張り替えが必要になってしまう場合があるので、将来を考えるとオススメとは言い難い床材と思います。

キグミノイエでは無垢フローリングを使用

キグミノイエでは、超低温乾燥させた良質な無垢の木を使った「無垢フローリング」を使うので、木の性能をも活かした、香り豊かな室内となります。

本物の素材を使うことに重きを置くキグミノイエでは、お施主さまと交わす「やらない約束」があります。

やらない約束とは、ニセモノの素材は使わないというキグミノイエのこだわりが集約された約束のこと。その一つには「複合フローリング(新建材)を使わないこと」も含まれています。

年月を経ても、趣きがあって価値が損なわれない住まいをお届けしたいからこそ、キグミノイエでは本物の素材を使います。

ちなみに、無垢フローリングを選ぶ上で、針葉樹と広葉樹の違いについても大事なポイントです。また、今後のブログでご説明したいと思います。

キグミノイエでは、お施主さまの理想の家づくりを丁寧にサポートいたします。
住宅に関するお困りごとや、ご相談、ご不明点などがありましたら、お気軽にお問い合わせくださいね。

 

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